VRChatを始めてから1年と3ヶ月経ちました。
VRChatを始めたはずなのになぜかUnityとBlenderと仲良くなる必要があり、もはやUnityとBlenderを触らない日はほとんどないくらいにはどっぷりと沼に浸かっています…。
いろいろワールドを作ったり、Blenderで非対応衣装を着せたりする中で、ライトベイクの知見やモデリングの知見がかなり貯まってきていて、自分でもそろそろ何か作って売れるんじゃないかと思ってしまったのでやってみました。
作ったものについて少し語らせてください。
コンセプト
こういうのを語ってみたかったので書いてみるんですが、
- ヌックがある(重要)
- ライティングが落ち着いている(重要)
- 入口から入ってきた人に全員が気づける
- 1フロアで会話する場所を複数設ける
- 全員が同じ空間にいることを感じられる
これらをコンセプトとして、今回は作ってみました。
ヌック
自分は狭いところが非常に落ち着くので、広い空間のなかでも狭い空間として機能するヌックをどうしても作りたかったところからスタートしました。
※ヌックとは:こぢんまりとした居心地のいい空間のこと
ヌックをミラーで閉じると一瞬で狭い空間になるので、最高なものになったかと思います。
まぁ、ミラーだと外から丸見えなんで、マジックミラー号みたいになりますが。
ライティング
また、ライティングもどうしても自分好みな落ち着いたものに仕上げたかった。
VRChatには作った人はいったいどんな機材で確認してるんだろうかと疑いたくなってしまうほど眩しく、アバターも光り輝くワールドがたくさん存在します。
せっかく雰囲気がいいワールドなのに、ライティングがすべてをぶち壊していて残念な気持ちになることがよくありました。
なので今回は、長時間いても疲れないように、明るすぎず、暗すぎず、必要なところに必要な照明だけがあるという状態にしてみました。
まぁ最近のリアル住宅の流行りですね。
ミラーでくねくねする想定の空間は明るめに、それ以外は暗めに。
色温度もできれば2700Kくらいにしたかったのですが、Unityだとかなり赤みが濃く出てしまったので、色々試した結果3200Kくらいに落ち着きました。
おかげさまでアバターが黄色くなりすぎず、かつ壁に反射している色とマッチしている見た目にもっていけたかなと思います!
夜もいい感じで、カウンターや外でぼーっとしてるとめちゃくちゃ眠くなります…。
間取り
- 入ってきた人にすぐ気づける
- 全員が同じ空間にいることを感じられる
を実現したかったので、ワンフロアです。
(自分が作るワールドがワンフロアなのはこのせい)
どこにいても一通り見渡せるように、どこかしらの輪で話している内容も聞き耳を立てられるように、空間を大きく区切ることなく、小さめにまとめています。
自分でもこのワールドで数日過ごしてるんですが、狙い通りいってる感じがありますね。
サイズ感
この世界は美少女には大きすぎるので、美少女に合わせたサイズ感にこだわってみました。
雰囲気がよくてもサイズ感が合ってないと違和感が大きいので、なんどもサイズ調整を行いました。
(最初に実際に中に入ってサイズ感を確認したとき、コライダーを適当に設定しすぎて、外に弾き飛ばされる人、バルコニーに出たら戻れなくなる人、ヌックに挟まる人が多発してそれはそれで面白かったです)。
想定身長が書いてある販売ワールドは初めてではないかなと思ったりします。
さいごに
こんな感じで編集後記的なものを今後も書いていきたいかなと思います。
Substance Painterを初めて使ったり、植物のモデリングをやったり、自分としても初めてのことが多かったですが、なかなかいい感じに仕上がったのではないかなと思います。
自分が作ったものを使ってもらえているところを見るのはめちゃくちゃ嬉しいですね…。
仕事より嬉しいかも。
発売記念セールは明日6/26までです!
最近は少人数でしっぽり喋りたい欲があるので、次は小さいワールドを作る予定です。
ではでは。